バランス型投信の意味について

コロナ禍の中で1番上手くいったとされているバランス型投信です。


参考になる部分もあるかと。

 

以下、単なる私見です。

バランス型投信についていうと、
2008年のリーマンショック時に、3分法(株、債券、REIT等に1/3ずつ投資、比率ずれたら調整する、いわゆる固定比率バランス)がやられ、皆こぞってアロケーション変更型が増えました。


で、その後のチャイナショックとか小規模な変化に対応出来たかどうかで巧拙が判断されたりしていました。

 

今回のコロナショックでは、一気に下げが来た事もあり、対応しやすいもの、そうでないものに分かれ、かつその後の上昇に追随できたかどうかで、巧拙が判断されているように見えます。

 

これらを踏まえると、
・ショックは防げたか?も大事ですが、
・その後の上昇に追随できたかも大事ですし、
・そもそも前後含めてどれくらいのリターンだったの?ということですね。
…取り上げられてるファンドは下がってないけどリターン年率3%程度です。
(リスクコントロールしてるのだから、レバレッジなどかけなければ、基本は株式市場よりはマイルドになり、低くなります。)

 

あとは、事前に予想していた動きと整合的だったか?がとても大切かなと思います。
 

 

一方、株式市場は概ね、
①下がってもやがては戻るということを理解し、
②その戻りを十分に待てる時間があって、
③下がった局面でも売らない精神状態でいられる
(3つ目が1番難しく、私は今回の下げを経験できた人は次のステージに進めてると思ってます。)

 

③が出来る若い人は、バランス型にこだわる必要はないし、例えば、投資可能なお金のうち何割を株に投資してるか?である程度簡単にはリスクコントロール可能です。
※株や債券のアロケーションがリターンのほとんどを決めるというイボットソンの話ですね。


投資したものの、あまり下げたくない、かつその後戻る時間を期待できない、ある程度年齢が上の方がリスクを抑えながら使う、というのが役割として適切ではないかなと。
(若い人でもいきなり上げ下げ激しいのは嫌という方もありですけどね。)

 

参考になれば幸いです。