投信業界の構造的変化につけて

運用残高だけが重要なわけではありませんけど、一つの節目であることは間違いない。

構造的な変化みたいなのはあると思っていて、販売チャネル一つとっても、元々は証券会社で売られていたものが、1998年に銀行等での販売が始まった。
主に2000年代から始まったネット証券経由での販売が2010年代半ば以降さらに拡大。
最近では、より生活圏に近い事業者を通じた組み込み型金融の流れ。
意識的に投資する人だけでなく、プロダクトを気にせず無意識に近い形で気軽に投資できる環境が整ってきた。

メーカーの強みというか、これはゲーム等のIPにも近い気がしているけど、メーカーが強くあり続けるためには、こういったプラットフォームとも言うべき販売チャネルの変化を超えて存在し続けられるプロダクトやブランドが重要。

記事で書かれているインデックス型投信だって、単にネット証券などでの資産形成層向け積立投資とだけ見てしまうと、世の中の変化を見誤る。
対面販売の世界でも、プロダクト説明への負荷や各種業務の複雑さからインデックス型特にサテライト型インデックスを活用する向きも増えているし、ラップパーツとしての活用も益々増えるだろう(ロボアドみたいな中身も実際のところはインデックス型である事も多い)。

個人の関心としては、組み込み型金融の中でのメーカーとして求められるものは?という部分だったんで、2019年に直販サービス(別に直接売るつもりじゃなかったから、本当は直販機能を通じた生活圏や各種経済圏へのリーチ、なんですが…)を立ち上げたはいいものの、立ち上げ後すぐに後進へ譲り卒業。
立ち上げ後のグロースに関われずでしたが、今後の展開には期待。

まだ少し時間かかると思うけど、運用する対象なんて気にしないで勝手に余資運用的な世界ももう少し大きくなってくるかなぁと。
でもって、今みたいに気づかないとだめ、みたいな世界(年金など)が少しでもなくなれば、疑似的なベーシックインカム的な年金などになるかなぁとか。

ライフプランニングやIFAチャネル等へのコメントは割愛してますが、他意なしです。
こちらはこちらで重要ですので。

適当な私見です。