金融版カカクコム?ゼロからネットで理解できる人ってそんなにいるの?

こういう記事があった。

「金融版「カカクコム」誕生に業界が怯える事情」

私はこの変化が、お客さんとの距離が離れてしまっている金融業界を変えるための一つのきっかけと考えています。

 

野村証券、ネット取引で「大幅値下げ」の勝算」

またこちらも、非常に興味深い記事。

 

手数料が0%とか0.1%の差とかいうのは、確かに重要なのだけれども、それが0%(最近、期間限定でこういう商品もでていますが…)になったからといって日本全国の人がそれをやるのか?というとまた別問題。
アメリカではマイナスになっている商品(つまり、購入するとお金を配られるw)も出たけど、それほどうまく行ってない印象。

 

手数料は大事だけれども、それ以上に価値を提供していれば何の問題もない。
ただ安ければいいとか、消費者もそんなバカじゃないと思います。
もちろん、値段下げられるための不断の経営努力、運用の巧拙につながる改善はとても重要だけどね。

 

一方、金融じゃない人たちがこの記事を見てチャンスだと思うのにも少し慎重派。
自分達なら金融を変えられるぜーというのはとてもwelcomeで、業界構造の変化や新陳代謝につながり、既存金融機関が危機を感じて行動を変えるきっかけにもなるからいいと思う。
だけど、本当にビジネスとしての収益性を計算したら、相当の規模にならないとペイしない。
なぜ、この領域にVCがお金を出せるのか、その辺りはもしかしたら私にも見えていない鉱脈があるのかなとも思う。

 

いろいろと考えるのは好きなので、ぜひこの辺りに興味ある人はまた議論しましょう。
ただし、直接的に近い人達とはお仕事になっちゃうので、どちらかというとこれ見て何のこと?と思う人の方がいいかもw