ネガティブの裏側にあるポジティブを支えるテクニック
9月18日のウカスカジーのライブ「ポジティ部🆚グッジョ部」に行ってきました。
会場は、新豊洲にあるMIFAというフットサルコート&豊洲PITと呼ばれるライブスペース。
ウカスカジーというのは、Mr.Childrenの桜井さんと、ラッパーのGAKU-MCさんによるユニット。
お互いをGAKU、SAKU(桜井さんのさく)と呼んでおり、それをつなげた「GAKUSAKU」を後ろから呼んだのがウカスカジー(UKASUKA–G)と。
だから、TシャツとかにはUKASUKA−G表記になってます。
ライブ概要はこちら。
ネタバレサイトではないので、詳細は割愛しますが、16時開場で終わったのが20時半過ぎ。
約4時間半にも及ぶイベントで、足はガタガタ、振り回した腕はやや筋肉痛。
気分転換だけでなく、運動不足解消にも役立ちましたよ…。
このライブ中に、桜井さんが言っていたことで一つ印象的なことがありました。
それは、生きていれば、ハッピーがずっと続くことはなくて、良い事と悪い事はいつも繰り返しでやってくる。
ハッピーは相対的なもんなんだよね。
みんなも久しぶりにライブに来てるから、そんなに楽しそうにしてるけど、毎日ライブだったら参っちゃうでしょ(笑)。
悪い事を思いっきり突き詰めて、笑い飛ばしてやることができれば、人生も楽しくなるんじゃないかなと。
なるほどなぁ。
この話を聞いてふと思い出した事があります。
それは、辛い時にネガティブになり過ぎないために何が必要かということ。
僕の基本方針として、「世の中に不可能なことはない。不可能と決めるのは、その人の気持ちであって、常に代替案を探す努力をしよう。」
というのがあるんですが、それにも近いものを感じたわけです。
そう思うようになったきっかけは、実はある本を読んだのがきっかけ。
ある本というのはこちら。
読んだきっかけは、大学の時だろうか、友達と何か新しいビジネスでも考えてみようよという話になった時のこと。
発想に全く自信がなかった自分は、当時流行った「考具」だとか、発想術系の本を手当たり次第読んでいた。
そんな時に出会ったのがこいつ。
物事は大抵、既存と既存の組み合わせで出来ている、というシンプルなメッセージを発していたこの本に助けられたことを、今でも良く覚えてる。
人間が新しさを感じるのは、その組み合わせが斬新であるがゆえ。
であれば、元々関係ないものを組み合わせて無理やり新しいものを作る訓練をすれば普段から発想が得意になるのではと、
毎日見るもの、見るものを組み合わせてはかきだしていた。
で、ある時、その作業に飽きた。
そこで、逆をやってみたらどうだろうとやり始めたのが、以下の作業。
このアイデアを思いついた人は、
一体、何と何かを組み合わせたんだろう、
何を見た時にこれに行き着いたんだろう、
と逆推する。
この練習をやっていると、
今こうなっているのはどうしてなんだ?
その原因がこれならば、この部分を変えてやるにはどうしたら良いか?
というふうな思考方法が自然と出来るようになっていった。
もちろん、実際には出来ないことはあるのだけれども、
問題が発生した時にも、何がしかやり方はあるだろうと思えるようになり、余裕が生まれ、追い込まれた感じにはならないようになった。
例えば、何か新しい事をやりたいが予算がなくてそれを購入することが出来ないケースがあるとしよう。
一度使ってみれば、それが良いものかどうか判断できたり、適正な価格付けを出来るかもしれない。
一方、サービスを提供する側もすぐにお金を貰えるに越したことはないが、予算がないという相手型の事情もよく分かると。
サラリーマンによく見られるのが、予算がないからすいません、とその状況から何も前にすすめられないというもの。
でも、例えばお金を払わないにしても、
一度使わせてもらえれば、開発に必要なフィードバックを返します、それで一度使わせてもらえませんか?とか、
何がしかの代替案を出せるかどうか。
※大学の時に先生が「移動知」という概念を提唱されていて、当時はロボットが自分の位置を周りの環境の情報から推定するための話だったんだけど、僕はこれをビジネスでも同じ事が言えるなぁと思っていつも意識してる。
同じ物事でも、自分の立場や知識、経験が変われば、違う風に見えることは多いので、とりあえず何でも取り組んで見て、自分を動かしてみる事が重要ではないかということ。
話が脱線してしまった。
例をもう一つ。
会社のセキュリティ上、ネットワークでは見られない動画コンテンツがあるとしよう。
新規事業に関わっていて、このコンテンツは有用そうだということは分かっている。
今後もその組織内で経験のないことにどんどん挑戦していかないといけないので、こんな事くらいでつまづいてる暇はない。
組織によって答えは一つではなく、
正攻法にシステム部と掛け合い、そのコンテンツの必要性を説いてみる方法もあるだろうし、
画面小さいかもしれないが、自分の携帯やスマホで見るという方法を使うこともできる。
しかし、大企業とかによくいると言われる指示待ち族の人間は、意外とこういう機転を利かすという事ができないやつが多い。
2つの例に共通するのは、
何らかの課題が目の前に来た時に、
幾つの選択肢を提示する事が出来るか?
という事。
こういった選択肢の数が、
ネガティヴをポジティブに変えるための大切な要素なんじゃないかなぁなんて思ったりする、
今日この頃です。